40種類以上の弦を使ってきた管理人がおすすめのクラシックギター用弦の記事を書きました

腱鞘炎でばね指になってからギターが弾けるくらいに回復するまでの経過と期間

腱鞘炎のためのテーピングその2体のケア
体のケア練習腱鞘炎

クラシックギターにかかわらず、ギターをはじめとする指を使う楽器を弾く人には常に指を壊すリスクがあります。

その代表的なものが腱鞘炎です。

ギターを弾き始めて20年以上、ついに私もそれを体験することになりました。

腱鞘炎でばね指になってから、ギターが弾けるくらいに回復すうるまでの経緯と期間、回復法について紹介したいと思います。

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朝起きると、指が動かなくなっていた。これがばね指か!

始まりは突然でした。

ある朝起きると、左手の薬指が動きません。動かそうとしても指が曲がらず、さらに動かそうとするとカックン、という感じで指が曲がるという状態です。伸ばす方も同じ状態です。しかも動かすのに痛みが伴います。

特に前日から痛かったとかそんなこともなく、唐突にそんな状態になってしまい、混乱とこのまま動かないのでは?という恐怖にさいなまれました

以前は腰痛になってぎっくり腰になったりしていましたが、指はギタリストにとって命なのでより不安です。

腱鞘炎と種類と指の腱鞘炎

元々ばね指についての知識を持っていたのでこれは腱鞘炎だとすぐにわかりました。

まずは腱鞘炎の予備知識について。

腱鞘炎は大きく分けて3種類

一口に腱鞘炎といっても、こちらの本によると大きく分けて3種類あるそうです。

手首の腱鞘炎

手の甲の親指の付け根の腱鞘炎です。

赤ちゃんを長時間持っている親や、スマートフォンを長時間持ち続けている人に多い腱鞘炎だそうです。

親指を拳の中に握りこんだ状態で手首を小指側に倒して痛ければこれだそうです。

肘の腱鞘炎

いわゆるテニス肘です。テニス肘も腱鞘炎なんですね。

指の腱鞘炎

そして最後が、今回のトピックの指の腱鞘炎です。

掌の指の付け根がはれたり、指の曲げ伸ばしがうまくいかなくなります

指の腱鞘炎の原因

一言で言うなら指の使い過ぎだそうです。

指は筋肉で腱を引っ張ることで曲がるのですが、腱はところどころ腱鞘と呼ばれるさやで支えられています。そして、指の使いすぎで腱がはれると、腱鞘を通過するときに引っ掛かります。このため。腱を引っ張っても指が曲がらない = 指を曲げようとしても曲がらない状態になります。

さらに引っ張るとどこかで無理やり腱が腱鞘を通過します。これがカックンとなるばね指です。無理やりなので当然痛いです。

絵的にはこちらのHPの絵がわかりやすいです。

ひどくなると腱鞘を通過できず、指が全く曲がらなくなるとか。

また、朝起きた時に症状が強いのも特徴だそうです。確かに私も朝起きた直後が一番つらく、時間がたつとともに少しマシになっていました。

とにかく安静にするしかない、マッサージは厳禁!

先ほど紹介した本によると、対処法はとにかく安静にするしかないそうです。

ひじや手首の腱鞘炎の場合にはマッサージとかが効果的だったりするそうなのですが、指の腱鞘炎の場合はマッサージによって腱の晴れがひどくなるそうなので、マッサージをしてはいけないとか。

紹介した本の中でも、肘や手首の腱鞘炎が主で、指の腱鞘炎はそれほどページが割かれていないように感じました。

逆に言うと、腱の腫れさえ収まれば治る、ということです。

テーピングで指を固定

指を安静にするのに有効なのはテーピングです。

腱鞘炎のためのテーピングその1

最初はこのように、手の甲から薬指の第2関節にかけてキネシオロジーテープを貼っていました。これにより、薬指が伸ばされた状態で固定され、安静にすることができます。

テープは以下のものを使用しました。空気が通るので蒸れにくくて快適です。

しかしながら、薬指がほぼ使えない状態になるので日常生活にも支障が出て困っていました。

その後、上で紹介した本で、痛みが出るのが指の付け根でも、大事なのは第2関節を固定することだということを知り、下の写真のような固定に変えました。

腱鞘炎のためのテーピングその2

キネシオロジーテープを第2関節にまくことにより、第2関節の動きを制限します。これなら付け根は動くのでそれほど困りません。

ちょっと弾けるようになるのに1週間、4週間たってもまだちょっと痛い

この関節の固定を始めて一週間はばね指が出ていてギターを弾くどころではありませんでした

それが、一週間ほどしたところで日中はばね指の症状が出なくなりました。相変わらず朝起きた時は引っかかるのですが、日中は曲げると痛みはあるものの引っ掛かりはなくなりました。

ただ、皿のような薄いものを持つために指を曲げたり、重いものを持つために力を入れたりすると痛いため、日常生活に支障をきたしていました。

その後、だんだんと回復していき、2週間ほどでギターが弾けるように。もちろん、難しい動きをすると痛いのですが、基礎練習をするには問題ないレベルになりました。

4週間たった今では、ある程度難しい動きをしても大丈夫になりました。ただ、まだ力を入れると痛いです。皿を持つのは大丈夫ですが、重いものはまだ駄目です。

テーピングはまだ続けています。夜テーピングをせずに寝ると、翌朝ばね指になるので、夜にテーピングをして寝るのが非常に重要なように感じています

脱力をして弾くことの良い練習に?とはなかなかならない

指の使い過ぎが腱鞘炎の原因なので、この機会に脱力して弾く練習をするのが重要かと思いました。

が、口でいうのは簡単ですが実際には難しいのが現実です。

痛みが出た時は、ああこの動きや抑え方は無理があるんだな、と思って直すようにはしています。

また、

  • ギターを弾く前に入念に指のストレッチを行う
  • 長時間弾くときでも途中で意図的に休憩を入れる
  • 全身の筋肉をやわらかくするため日ごろからストレッチを行う

ということをするようにしました。指のストレッチは指を手の甲側にそらすやつです。指が柔らかい状態で弾くのと、硬いまま弾くのでは全然違います。

全身のストレッチは上で紹介した本に載っているので興味があれば見てみてください。肩凝りにもききそうです。

ならないことが一番

私の場合、運よくギターが弾ける状態までは回復しました。

しかしながら、一か月くらいたってもいまだにテーピングをしたり、痛みが時々出たりしています。

ならないことが一番なので、とにかく指を使いすぎないことを心がけることが重要です。

皆様もどうかお気をつけて。そして同じ症状の人はとにかく安静にしてください。私と同じような経過になるかはわかりませんが、安静にしていればきっと良くなります。

(追記): 2か月後

2か月ほど経ちましたが、ばね指は収まったものの、あいかわらず痛いときは痛いです。

たとえば、ぞうきんを絞るような動作が痛いです。ギターも弾きすぎると痛いかな。

念のため整形外科で診察してもらいました。

(追記): 4か月後

4か月ほどたって、ほぼ痛さがなくなりました。

弾きすぎると痛さが出てきますが、ばね指はでません。

また、雑巾を絞る動作も問題ありません。

夜のテーピングは相変わらず続けており、これがよかったのかもしれません

(追記): 半年後

半年ほどたって、テーピングがなくても大丈夫になりました。

ギターを弾いていて無理な動きをすると多少痛みますが、ほぼ問題ない状態です。

とはいえ、再発の可能性もあるのでルルド ハンドケアという指をマッサージする機器を買ってみました。

腱鞘炎にも効いた!ルルド ハンドケア AX-HXL180 を試してみました
指を酷使するクラシックギターを弾いていると腱鞘炎になることがあります。私も腱鞘炎になりばね指で苦しみました。アテックスのルルド ハンドケアという指をマッサージする機器があったので試してみました。ハンドケア、ハンドマッサージ製品の...

(追記): 1年後

1年たちましたが、この半年まったく再発することなく過ごせています。時々痛むことはありますが、ばね指は起きていません。

テーピングはまったくせず、上で紹介したルルドハンドケアをやる程度です。このハンドケア、実は腱鞘炎にすごくよかったのでしょうか。

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コメント

  1. 中嶋義明 より:

    突然失礼します。6月より右手の薬指>小指>人差し指のバネ指(多分)で悩んでおります。
    安静第一は他のサイトを見ても共通するご意見だと承知しています。
    いちばん安静にしているはずの寝起き時が一番症状が悪いという矛盾を感じています。
    私も朝は全く指が動かず、ひたすら動かすように意識してきましたが、日に日に悪化しているように感じます。やはりテーピングなどで動かさないほうが良いのでしょうか?
    原因がギターかははっきりしないのですが。
    7月発表会に向けイベット・ヤングのアドベンチャースピリットをひたすら練習していました。
    5月からビル清掃アルバイトをはじめ、雑巾絞りやモップ・掃除機のグリップで右手を駆使した感はあります。
    受診治療は事情によりできません。
    ギターだけを余生のよすがと決めた高齢者です。
    動かすべきか安静か、それだけで結構ですからご教示お願いします。

    • かーるかーる より:

      中嶋義明 様

      コメントありがとうございます。
      寝起きが一番症状がひどいというのは私も同じでした。
      つらいですよね。

      私の経験では、やはり動かさないほうが良いと思います。
      腱鞘炎は炎症が原因ですので、やはり動かすことによって悪化するかと。
      ギターをどうしても弾きたいのであれば、ギターを弾くとき以外はテーピングをして固定することをおすすめします。
      特に、夜寝ている間に固定しておくことで、寝起きがかなり楽になりました。

      よろしければ参考にしてください。
      一日も早くよくなることを祈っております。

  2. 岡本 辰夫 より:

    初めまして。何十年もギターが好きな60代です。
    6月の初旬に左手の薬指が、ばね指になりました。整形外科に行って注射を週3回に分けて打ちました。全然治らなくて、8月にかーるさんのブログを読み参考にしてます。

    私の場合ギターを弾いても、そんなにも痛くはないのですが、やはり朝の起きたときが痛いです。
    安静にした方がいいのか痛くなかったら弾いた方がいいのか大変迷ってます。

    症状がよく似ているので、今現在テーピングをして安静にしてます。このままかーるさんのように、収まってくれるといいのですが心配です。いいアドバイスがあると助かります、よろしくお願いいたします。

    • かーるかーる より:

      岡本 辰夫 様

      コメントありがとうございます。
      腱鞘炎、つらいですよね。

      私の経験では、やはり炎症が起きている個所を動かさないのが一番です。
      その意味でテーピングは効果的かと思います。

      あとは、普段から腱鞘炎がおきている指をできるだけ使わないように力を入れないようにしています。
      何かを握りこむときにも親指、人差し指、中指で握りこんで、ほかの指は添える程度にするイメージです。

      注射は痛そうですね。
      人によっては手術で腱鞘を切開して治療するケースもあるようです。
      さらに大掛かりにはなりますが、どうしても治らなければこれも1つの手でしょうか。

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