ハナバッハの高級弦であるエクスクルーシヴなど、今後レビューを行う予定のクラシックギター弦のページを更新しました。こちらをクリック。

弦の感想: アクイーラ ザッフィーロ ノーマル (Aquila Zaffiro Normal 129C)

3.0
アクイーラ ザッフィーロ ノーマル
弦の感想

独自路線を進む弦メーカーであるアクイーラの弦レビュー第2弾です。今回は「サファイア」の意味を持つザッフィーロ(Zaffiro)です。ノーマルテンションです。

以下の記事で本ブログの弦のレビュー/感想/情報記事をまとめています

クラシックギター 弦に関する記事、感想、レビューまとめ
このブログで紹介している弦の感想およびレビュー記事をまとめたものです。記事を追加したらこのページにも追加していきます。ざっくり弦の特徴を知りたい方へ目的や用途に応じたお勧め弦をまとめてみました。こちらをご覧ください。...
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カーボン弦の音を意識してフロロカーボンを使わずに作られた弦

このザッフィーロはカーボン弦の音を意識して作られた弦です。

が、アクイーラらしく原料としてはカーボンを使っていません。以下の記事でも紹介したとおり、高音弦がナイロプラント、低音弦がスーパーナイルガットとなっています。

ザッフィーロはテンションが低いのも特徴で、現代ギターの特集ではハナバッハのイエローやプロアルテのローよりもテンションが低かったそうです:

植物由来原料100%を使用した高音弦

高音弦のナイロプラント(Nyloplant)は通常のナイロンやフロロカーボンのように石油由来の原料ではなく、植物由来の原料を100%使っているところが特徴です。

さらに押出成形もアクイーラで行うことにより、50%も二酸化炭素排出量を抑えているそうです。

ちなみに、植物由来のナイロンで検索するとトウダイグサ科のトウゴマの種から取れるひまし油を原料とするものがあるようです。アクイーラがこれかはわかりませんが、植物由来のナイロンは世の中では普通に使われているようです。

音としてはカーボン弦に近いものを目指しているようで、アクイーラのクラシックギター用弦のラインナップとしては輝かしさが真ん中くらいのようです。

Aquila Zaffiroの高音弦

見た目としてはこんな感じで乳白色です。ギターに張ってあるのは同じアクイーラのぺルラですが、より白色が濃い気がします。

スーパーナイルガット製の低音弦

一方、低音弦はスーパーナイルガット(Supernylgut)を使っています。

ナイルガットはプラスチックを使ってガット弦の硬度を目指したものですが、スーパーナイルガットはこれの新しいバージョンで、

  • 伸び率が低くて安定が速い
  • 耐久性が高い
  • 表面が滑らか(低音弦では関係ないですが)

というところが特徴のようです。

Aquila Zaffiroの低音弦

こちらも張ってあるぺルラと比較してみましたが、銀メッキの金属としてはあまり変わりがありませんでした。

軽くて明るい音がする

早速張ってみた感想ですが、軽くて明るい音がします。

高音弦は確かにナイロン弦に比べるとカーボン弦の方向性に近いです。太さはナイロン弦に近くてテンションはさらに低いので、非常に弾きやすいです。

一方、やはりテンションの低さから来るのか、カーボン弦の張りつめたような音というよりは、軽い音がします。軽く弾いても音が出るという意味ではドーガルのディアマンテに近いものがあります。

ディアマンテは弦が結構細いですが、ザッフィーロはそうでもないので太さが気になる人はお勧めです。

低音弦もやはり重厚さよりは軽快で明るい音が特徴のように思います。

ぺルラに比べると金属的な音もしますが、それほどじゃりじゃりは鳴りません。一方、重厚な音という意味ではぺルラの方がいいかと。

低音弦もテンションが低いので弾きやすいです。

カーボン弦の音は好きだけどテンションや太さが気になる人にはお勧め、音の軽さだけが気になる

ザッフィーロはカーボン弦的な音は好きだけどカーボン弦はテンションが高いのと細いのがが気になる、という人にはお勧めです。

ナイロン弦の太さで、さらにテンションが低いのにカーボン弦的な音が出るというのは魅力的かと思います。

一方、テンションの低さからか音が軽いのが気にならなくはないです。良いところでもあるので好みですかね。

(追記): 寿命はそれほど短くはなく、されど長くなくといった感じでした。他の今どきの弦に変えて気づきましたが、低音高音ともにサステインが短めな気がします。

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