40種類以上の弦を使ってきた管理人がおすすめのクラシックギター用弦の記事を書きました

夜でも深夜でもクラシックギターが弾きたい 音量をおさえるためのグッズや方法

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楽器 練習 豆知識

ギターを弾いて上達してくるとどんどん弾きたくなってきます。しかしながら、なかなか普段は日中は弾くのが難しかったりしてどうしても夜に弾くことになったりします。夜や深夜に弾いても迷惑にならないような手段や方法をまとめました。

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意外と大きいクラシックギターの音量(db)

クラシックギターの音量というと、「クラシックギターの音量は小さいから」というのがギター弾きの自虐ネタの1つかと思います。

しかしながら、実はクラシックギターの音は意外と大きいんです。

こちらはスガナミ楽器様のHPにある各楽器の音量と世の中の騒音の関係です:

騒音レベル表。楽器の騒音レベルはどの位。ピアノ、サックス、トランペット、ドラム、クラリネット、ギター、バイオリン。

なんとギターの音はパチンコ店やボーリング場の音よりも大きいという結果に。

いや、このギターは絵的にはアコギだろ、という意見もありますが、島村楽器さんの検証でもクラシックギターで90db近くまで出ているようです。

バイオリンとそう変わらないというのは意外な結果ですが、ギターは弦をはじいた時に瞬間的に大きな音が出るのに対し、バイオリンは連続的に大きな音が出るのでバイオリンの方が大きく感じるのかもしれません。

また、ギターという楽器は音を出すサウンドホールが前方向にあるので、自分が聴いているよりも実際には大きい音が出ている楽器であるといえます。

したがってクラシックギターと言えども夜中に本気で弾くと周りに迷惑となる可能性があるといえるかと思います。

ギターの音量をおさえるアクセサリ

まずはギターの音量をおさえるためのアクセサリを使う方法です。

このタイプのやり方のメリットは普段使っているギターをそのまま使えるという点です。また、コストが低く導入しやすいものが多いです。

一方、どうしても音自体は普段とは違う音になったり弾き心地が変わってしまい練習に影響が出るという弱点もあります。

弦を挟むタイプの弱音器(ミュート)

一番メジャーなのはこのような弦をスポンジで挟むタイプの弱音器かと思います:

弦楽器専用ミュート 弱音器 GG-022263
グランドギター社(ギターミュート)
世界で最初の弦楽器専用ミュート

弦が振動して音が出るのだから振動を抑えてしまえば音は小さくなる!というシンプルかつ確実な方法です。

つける位置をブリッジ寄りにすれば比較的大きく、ホール寄りにすれば小さい音になります。

トレモロミュート

弦を挟むタイプのミュートは強く弾くと振動でとれてしまうという弱点があります。

そこで新しいタイプとして出てきたのが弦と表面板の間に挟んで振動を妨げるタイプの弱音器です:

ROSETTE ロゼット TRMOLO AND ARPEGGIO PRACTICE TOOL トレモロミュート RTM01
Rosette
ギターの音を小さくする弱音効果と共に、美しいトレモロ習得の手助けをしてくれます。

高さ調整もできるので弦高によらず使えます。

なぜ「トレモロ」ミュートなのかというと、このトレモロミュートを使った状態でトレモロの練習をすると上達が早いためです。

トレモロ練習の一番の難しいところは自分で聴いていてもトレモロの粒がそろっているかわかりづらい点にあります。親指を含むほかの指が弾いた音の残響が残っており、それぞれの指が弾いた音のリズムと音量がそろっているかが判断しづらいです。

このトレモロミュートを使うと弦のサステインが短くなります。そのため、各弦の音量とリズムがそろっているかが判断しやすくなります。また、各弦のノイズもわかりやすくなります。

もちろん、トレモロの基礎となるアルペジオに関してもいい練習になります。

サウンドホールを覆い隠すタイプの弱音器

弦の振動を妨げるタイプのミュートはどうしても弾き心地に影響が出てしまいます。

これを嫌う人にはサウンドホールを覆い隠すタイプの弱音器があります:

ギターの音はボディの中で反射した音がホールから出ることで聞こえます。このため、ホールを隠してしまえば音が小さくなるという原理です。

ついでに保湿機能を備えたものもあります:

サウンドホールの大きさはギターごとに違いますので購入前に確認をお勧めします。

大きな音が出ないギターを使う

そもそも大きなギターが出ないギターを使えば音量の問題は解決します。

この方法のメリットはそもそも小さな音しか出ないので音量の問題が完全に解決します。

一方、コスト面ではアクセサリをつけるのに比べると高くなり、普段使っているギターと違うギターになるので練習への影響が出る可能性があります

サイレントギター

おそらくもっともメジャーな小さな音のギターといえばサイレントギターかと思います。

ヤマハのものは20年くらい前からある製品ですが、地味に進化をしており、クラシックギタータイプの最新のものは2017年に発売されたSLG200NWです。

共鳴胴を持たず弦の振動は振動板を振動させません。かわりに振動はピックアップで電気信号に変換され、イヤホンやヘッドホンを通して聴くことができます。

ACアダプタだけでなく電池でも動きますので気軽に使うことができます。

変わったところではリバーブをかけてホールで弾いているような残響を出したり、チューナーが内蔵されていたりします。また、音声入力もついているので他の人の演奏を聴きながら弾くことも可能です。

私も昔のタイプのものを持っていますが、メインのギターが使えないときはお世話になりました:

クラシックギター弾き的に唯一気になるのはカッタウェイデザインになっているところです。普通のクラシックギターはカッタウェイじゃないので別パーツででも普通の形にしてほしかったところですが。。。

ちなみに昔はアリアからもサイレントギターが出ていましたが、すでに生産中止で中古でしか手に入らないようです。

トランスアコースティックギター

最近出てきた新しいタイプのギターです。

ヤマハ トランスアコースティックギター クラシックギター CG-TA
ヤマハ(YAMAHA)
アコースティックギターの生音に、直接エフェクトをかけることが可能

こちらの記事で詳細を紹介していますが、ピックアップで電気信号にした弦の振動をアクチュエーターに伝え、アクチュエーターが表面板を振動させることで音を出します:

電気信号でアクチュエーターを駆動させるときに音量の調整もできますので、小さい音のギターとしても大きい音のギターとしても使えます。もちろんリバーブなどのエフェクターも内蔵です。

追記: 残念ながら音量調整できるのはラインアウトだけのようです。。。

このトランスアコースティックギターは完全にクラシックギターの形と同じなのでまったく違和感なく弾くことができます。また、ミュートによって変な音量特性になることなく音を小さくすることもできます。

サウンドレスギター

フォルテ楽器のHPより

フォルテ楽器で販売されているギターです。

見ての通り、表面板と裏板がありません。弦の振動によって音を出す部分がないので大きな音が出ません。

サイレントギター等のように電気的に音を出す仕組みもないので、どちらかというと練習専用のサイレントギターでしょうか。

その割に価格がちょっとお高めなのがなんですが、素材は良いものを使っているのでしょう。

防音室 安いものもある

究極の手段が防音室を作るという手でしょう。

とにかくお金はかかりますが、自分のギターを思う存分弾くことができます

家の一部屋を防音室にするのはコストがかかりすぎますが、最近はもっとコストを抑えた防音室が販売されています。

壁に吸音材を貼り付ける+防音カーテン

ギターの音が外に伝わるのは部屋の壁が振動を通すからです。したがって、壁が音を通さないようにすれば音は漏れません

このような吸音材を壁に貼り付けることで音が漏れないようにします:

スーパーダッシュ 新しい 24 ピース 250 x 250 x 50 mm 吸音材 ウェッジ 防音 吸音材質ポリウレタン SD1134 (黒と 赤)
Arrowzoom
✅ 輸入高品質ポリウレタンフォームで作られた新しいウェッジアコースティックタイルフォーム

幸いギターの音は弦をはじいた一瞬だけ大きい音なのでこのような吸音材でも意外と効果があります。

必ずしもすべての壁につける必要はなく、音が漏れてほしくない壁(隣の部屋と隣接してるとか)や振動しやすい扉だけでもいいかもしれません。

窓には防音カーテンをつければさらに完璧かと思います。

この吸音材は防音室と組み合わせることができます。

段ボール製防音室 だんぼっち ワイド

段ボール製にすることで安く販売している防音室です。

組立式 簡易防音室 だんぼっちワイド
神田産業
1.ボーカルに特化した、たしかな防音性能!

メーカーによると中で90dbの音量が60dbになるそうです。60dbというと日常生活音と同じなので気にならなくなるのではないでしょうか。

ギターの一般的な全長は1000㎜なのに対して幅が1100㎜とちょっとギターを弾くには小さいのが気になるところです。アコギの場合は写真的にはこんな感じみたいです:

クラシックギターの場合はもっと立てて弾くので大丈夫かとは思いますが。。。

なお、内部に電源ケーブルを入れれるので扇風機などをかけることも可能です。

価格は11万円程度とサウンドレスギターを買うよりは安いですし、サイレントギターやトランスアコースティックギターを買う値段からもう少し頑張れば買える値段です。

簡易防音室 ライトルーム(プラス)

こちらは布の間にウレタンと遮音シートをいれることで音をさえぎるタイプの防音室です。

簡易吸音室 ライトルーム Lサイズ 1人用 Infist Design
インフィストデザイン(Infist Design)
工事不要! 組み立てはチャックを閉めるだけ! 簡易吸音室

メーカーがアコギをかき鳴らしたときの音量の違いを動画で公開しています:

アコースティックギター【簡易吸音ルーム|ライトルーム・比較動画】アコースティックギターで吸音効果を比較しました!

少し大きめの”LL”サイズや、防音性を高めた”ライトルームプラス”という製品もあります。

簡易吸音室 ライトルーム LLサイズ 2人用 Infist Design
インフィストデザイン(Infist Design)
工事不要! 組み立てはチャックを閉めるだけ! 簡易吸音室
簡易吸音室 ライトルームプラス LLサイズ 2人用 Infist Design
インフィストデザイン(Infist Design)
吸音・防音UPバージョン

さすがにLLのプラスになると18万円ほどになりますが、ライトルームLなら12万円程度とだんぼっちとあまり変わらない値段でリーズナブルです。

こちらも内部に電源ケーブルをはわせられます。

カワイ 防音室 ナサール

部屋の中に部屋を作るイメージの防音室です。

上の2つの簡易防音室に比べるとかなり本格的なものになります。ちゃんと換気扇も標準装備ですし、見た目も高級感があります。

お値段は新品で買うと60万円ほどとさすがにそれなりのお値段がします。が、このタイプの防音室は意外と中古の売買がさかんで、中古のものが安く売っていたり、いらなくなったら売ることもできます

ヤマハにも同様のアビテックスというシリーズがあります。

周りに気を配って快適な音楽生活を

音の問題はこじれると大変なことになり、世の中では事件になったりしています。

そこまでいかなくても同居している人への迷惑等を考えて、自分も周りも気持ちよく演奏をしていきたいものです。

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クラシックギター情報ブログ 最高の一音を求めて

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