初心者におすすめの弾きやすいクラシックギター弦は?張り替え方法や交換時期(寿命)、安く買える店についても解説

ヘルマン・ハウザー弦 ミディアムテンションの高音弦の端の色初心者向け

クラシックギターの弾きやすさを決める要素としては、楽器も大事ですが、弦も重要です。弦によって張力が変わり、必要な力が変わりますし、音も弦によって大きく異なります。また、音質やコストも大きく違うため、良い弦を選ぶことはクラシックギターを楽しく長く続けるのに重要といえるでしょう。この記事では40種類以上の弦を試してきた筆者が、初心者におすすめの弾きやすいクラシックギター弦を紹介し、弦の張り替え方法や交換時期についても解説します。

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初心者向けの弾きやすいクラシックギター弦の条件

まずは、初心者向けの弾きやすいクラシックギター弦に求められる条件を挙げたいと思います。

テンションが低め

まず、テンションは低めがおすすめです。

ここでの「テンション」は、いわゆるノリのことではなく、弦の張力のことを指しています。

張力が高いと左手で押さえる力が強くなり、右手で弦を弾く力も必要になります。

特に初心者が苦手とするセーハ(バレー)で違いを感じられるでしょう。

ちなみに、テンションが低いものは6本の弦の合計張力が30kgほどなのに対し、高いものは50kg近くあり、かなり差があります。

テンションが高い方が音としては有利である面もあるのですが、まずは弾きやすさ重視で低めのテンションのものがおすすめです。

素直な音がする

クラシックギター用の弦は製品ごとに音が異なっています。

中にはかなり極端な音作りをしているものもあるのですが、初心者は中庸な音のものを使った方が後々自分の音作りをするのに役立つでしょう。

まずは中庸な音のもので技術を磨き、自分好みの音を探すのは慣れてきてからで良いかと思います。

高音弦の素材はナイロン弦がおすすめ

クラシックギターの高音弦は素材の違いから、

  • ナイロン
  • チタニウム
  • カーボン

の3種類が主流です。

ナイロンは音が柔らかく、カーボンはこもりのないはっきりした音、チタニウムはその中間といった音の特徴があります。

この中で初心者におすすめなのはナイロン弦です。

チタニウム弦やカーボン弦はテンションが高めであり、価格も比較的高価なため、まずはナイロン弦で練習をするのが良いと思います。

慣れてきて、ナイロン弦の音に不満が出てきたらチタニウム弦やカーボン弦を試してみてはいかがでしょうか。

価格が安いものがおすすめだけど、有名メーカーのものを使うべき

クラシックギター弦の価格は製品によって大きく違います。

安いものは1,000円以下であるのに対し、高いものは1万円近くするものも存在しているのです。

高い弦の方が「個性的」な音がするので、こだわりがある人にはおすすめなのですが、「個性的」が必ずしも万人にとっていい音とは限りません。

また、弦は消耗品であるため、定期的な交換が必要であり、高い弦を使うと経済的に負担がかかります。

初心者はまずは安めの弦から試すと良いでしょう。

ただし、名も知れぬメーカーの弦はおすすめできません。

ものすごく安い弦もAmazonなどで売っていますが、やはり音は悪いです。

有名メーカーが作っている廉価版の弦なら一定の品質を保っており、クラシックギターの音を楽しむことができます。

おすすめの初心者向けクラシックギター弦 選

それでは選び方を踏まえ、おすすめの初心者向けの弾きやすいクラシックギター弦を具体的に紹介します。

サバレス ニュークリスタルカンティーガ/ニュークリスタルカンティーガプレミアム ノーマルテンション

最初におすすめするのは、サバレスのニュークリスタルカンティーガおよびニュークリスタルカンティーガプレミアムのノーマルテンションです。

サバレスはフランスのメーカーであり、250年の歴史を持つ老舗メーカーです。

カンティーガおよびニュークリスタルカンティーガは比較的最近リリースされた低音弦なのですが、瞬く間に人気となり、プロも多く使用しています。

高音弦はナイロン弦のニュークリスタルという弦で、こちらも定評があります。

特徴は、多彩な音が出せて弾きやすいという点です。クラシックギターの魅力を存分に味わうことができ、プロが愛用していることからもわかるとおり、上達してからも使い続けることができるでしょう。

人気の割に(?)価格も控えめです。カンティーガプレミアムはカンティーガよりも高いのですが、寿命が長いため、結果的にコストパフォーマンスは良いと思います。

ただ、カンティーガプレミアムの方が弾いたときにちょっとテンションが高めに感じます。

ダダリオ プロアルテ ノーマル(EJ45)/ライト(EJ43)

次におすすめなのが、ダダリオ プロアルテ ノーマル(EJ45)/ライト(EJ43)です。

これらの弦の特徴はなんといっても、「癖がない」点です。

楽器の音をそのまま出してくれるといわれ、楽器との相性が少ない弦でもあります。

ノーマルでも十分他の弦に比べるとテンションが低いですが、ライトならさらにテンションが低く、かなり弾きやすいでしょう。

価格もリーズナブルで、3セットが1パックになっているものならさらに安く買えます。

このハナバッハ500シリーズは”Student Classic Guitar Strings”という名前が付けられており、クラシックギターを学ぶ学生がコストに対して気兼ねなく弦を変えられるように開発された弦です。

まさに初心者にピッタリといえます。

ハナバッハはクラシックギター弦の中では有名メーカーであり、品質には信頼が置けます。

あまり弦にお金をかけたくないけど、いい音では弾きたいというひとにおすすめです。

ヤマハ NS110

日本の楽器メーカー、ヤマハの廉価版のクラシックギター弦がNS110です。

この弦はなんといってもちゃんとしたブランド品なのにネットでは600円台で買えるという激安価格が魅力。

それでいて、MADE IN JAPAN、つまり日本製です。

音程は悪くありませんが、音としてはちょっと柔らかすぎて、ボケ気味なのが残念なところ。

ただ、テンションは低くて弾きやすいですし、タッチの許容範囲が広いので初心者にも弾きやすいかと思います。

当サイトでのレビューはこちら:

ドーガル ディアマンテ ソフト/エクストラソフト

ドーガルはイタリアの弦メーカーであり、ヴァイオリンやマンドリンの弦も製造しています。

日本ではクラシックギター向け弦としてはあまり有名ではありませんが、ディアマンテは非常にテンションが低いことで知られています

特に「エクストラソフト」テンションは私がこれまで使ってきた中で最もテンションが低い弦であり、非常に弾きやすいです。

ローテンションでありながらしっかりした音が出るのも特徴であり、音に対する評価も高いです。

残念ながらこのエクストラソフトテンションは日本では売っておらず、1つ上のソフトテンションが現代ギターで販売されています。

これでも十分テンションが低いです。

エクストラソフトテンションは海外弦通販サイトのStrings by Mailから購入できます。

ただ、これまで紹介してきた弦に比べるとちょっと価格が高めのため、ギターのテンションの高さに困っている、という悩みがない限りは上で紹介したものの方が良いかもしれません。

クラシックギター弦はどこで買えば良い?

クラシックギター弦を買うには、実店舗で買う方法と、ネット通販で買う方法があります。

実店舗の方は、経験豊富な店員にアドバイスをもらえる点がメリットです。また、直接店に出向けばすぐに弦が手に入るでしょう。

一方、ネット通販で購入する場合、安く買えるのが一番のメリットです。1セットから送料無料で買える店もあるため、かなりランニングコストを抑えることができます。また、種類も豊富で、さまざまな弦を試すことができます。

クラシックギター弦をネット通販で買う場合のおすすめの店については以下の記事を参照ください。

どちらが良いか、といわれると難しいところではあります。

消耗品である弦は定期的に買い続ける必要があるため、ネット通販の方が安く済むのは確かです。

ただ、店員がいる方が、弦だけでなく楽器についての相談もできるため、便利なこともあるかもしれません。

普段はネット通販を利用し、相談したいことがあるときは実店舗、というのがいいとこ取りといえるでしょうか。

弦の張り替えはどうやれば良い?

初心者にとっては弦の張り替えも難しい作業でしょう。

弦の張り方一つで音の安定性や寿命が変わるため、重要な作業です。

店に依頼することもできますが、お金を取られるため、自分で弦を交換するのがベストです。

こちらの記事にて動画付きで解説しているのでご覧ください。

交換時期(寿命)はどうやって判断すれば良い?

クラシックギターの弦は消耗品であり、定期的に交換が必要です。

交換時期は、究極的には「音が悪くなったら」なのですが、初心者にとってはその判断が難しいかもしれません。

以下の記事で詳しく解説していますので、ご覧ください。

クラシックギターのメンテナンスはどうすれば良い?

弦の交換を始め、クラシックギターにはやっておいた方がいいメンテナンスが色々とあります。

こちらの記事でやっておきたいメンテナンスと、それぞれの頻度を紹介していますので参考にしてください。

弾きやすい弦で快適なクラシックギター生活を

クラシックギターにとって弦の選択は楽器選びと同じくらい重要です。

弦の選び方1つで弾きやすさ、音質、ランニングコストなど、さまざまな要素が決まります。

ぜひこの記事を参考に、初心者にピッタリ弦を使ってみてください。

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