クラシックギター弦の中でも人気のサバレスですが、各弦に型番がついていることをご存知でしょうか?
たとえば、ニュークリスタルカンティーガのノーマルセットであれば510CRです。
この型番にはちゃんと規則性があって、それを知っていると迷わずに弦を選ぶことができます。

以下の記事で本ブログの弦のレビュー/感想/情報記事をまとめています
先頭の”5″はクラシックギター弦を示す
以前紹介したプロアルテも規則性がありましたが、サバレスの規則性も結構単純です。
まず、サバレスのクラシックギター用の弦は型番が”5″から始まっています。
ちなみに、アコースティックギターは”A”、エレキベース用は”B”のようです。
そのうち種類が増えすぎたら変わるかもですが、今のところは5xxという型番であればクラシックギター用だと思えばOKです。
2つ目の番号が低音弦の種類(製品種)を示す
そして、次の数字が製品種を示しています。主に低音弦の種類を示しているようです。
型番 | 製品 |
50x | コラム |
51x | カンティーガ |
52x | (昔ながらのサバレス弦) |
53x | LEONIDA(日本未発売?) |
54x | アリアンス |
57x | クリスタル – ソリステ |
なので、カンティーガを低音に使っている弦を選びたければ51xを選べばOKです。
たとえば、このニュークリスタルカンティーガのハイテンションは510CJです。
3つ目の数字がセット弦あるいはバラ弦を示す
そして、3つ目の数字はセット弦あるいはバラ弦の弦番号を示しています。
0であればセット、それ以外なら弦番号です。
なので、コラムのセットが欲しければ500、アリアンスの3弦が欲しければ543です。
後ろのアルファベットが高音弦の種類やテンション、その他を示す
そして、3桁の数字の後にはアルファベットがきます。アルファベットの文字数は決まっておらず、長くなったり短くなったりします。
また、1種類しかない場合はアルファベットがつかないようです。たとえば、日本では売っていないと思われるLEONIDAは”530″しかありません。
高音弦の種類
まず最初に来るのは高音弦の種類です。
アルファベット | 高音弦の種類 |
A | カーボン弦(アリアンス) |
C | ナイロン弦(ニュークリスタルかクリスタル) |
M | 3弦がアリアンスで、1,2弦がニュークリスタル |
ややこしく見えるカンティーガも、540Aであれば高音弦はアリアンス、540Cであればニュークリスタル、540Mであれば3弦がアリアンスで1,2弦がニュークリスタルのセットです。
テンション
次にテンションがアルファベットであらわされます。
アルファベット | テンション |
R | ノーマル |
J | ハイ |
RJ | ミックス(高音弦がノーマル、低音弦がハイ) |
したがって、
- 540AR : アリアンスカンティーガのノーマルテンション
- 540AJ : アリアンスカンティーガのハイテンション
- 540ARJ : アリアンスカンティーガのミックステンション
となります。
その他オプション
製品によってはさらに後ろにアルファベットがつきます。今のところカンティーガだけのようです。
アルファベット | 意味 |
H | 低音弦が研磨されている(ポリッシュ弦) |
P | プレミアム |
プレミアムに関してはこちらの記事で紹介していますが、低音弦の芯線に新素材を使ったシリーズのようです:
法則さえわかれば怖くない、ネット通販も快適に
ネット通販では時々商品画像がないものもあります。また、弦の名前を入れても出てこないときもあります。
そんな時はこの法則に従って型番で探せばOKです。
すべて記憶して通ぶってみるのもいいかもしれません。
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